僕自身が住みたいワンルームを形にしました。だから人気があって満室当然でしょう。
平成16年9月取材
県外からの転勤族は地震に強い賃貸を求める
収入住宅、すなわち賃貸の経営は、立派なビジネスです。自宅プラス1戸か2戸という小規模の経営でも成り立ちますが、大きく広げれば、より大きなビジネスに育ちます。その好例がSさんの「パストラーレ見瀬」です。
Sさんは現在、総合コンサルタント業として、アパートと駐車場、マンションを経営。ホテルのアドバイザーや文具の販売代理店など、多方面で活躍しておられます。その原点は、意外にもサラリーマン時代の転勤生活にありました。
「10年以上、日本全国を転勤し、出張を繰り返す日々を送ってきて、ワンルームはこうありたいという理想像が自分の中にできました。そこで百年住宅さんの担当者と詰めて、僕の方からこんな形にしたいと細かく提案して、でき上がったのが現在の住まいなのです」
そう、独身のSさんは、ご自身「パストラーレ見瀬」の3階に居を構えておられます。Sさんのノウハウが生かされた収入住宅はいつも満室。ご自身が気に入っていることが何よりの証明で、空きが出ても3~4日ですぐ埋まってしまうそう。空室は拝見したくともないという、うらやましい状況です。
「なぜかというと、第一にワンルームの需要は県外からの単身の方に多いからですよ。静岡に対するイメージは、なんといっても地震県。そこでお客様は不動産屋さんに、地震に強いワンルームはないかと聞く。すると真っ先に百年住宅の賃貸を紹介してくれるという仕組みです」
見たこともないほどワンルーム!!

たまたま、取材の直前に関西から下見に来たという若い女性が、「こんなすごいワンルームは見たことがない」と、目を丸くしていたそうです。
彼女が驚いた要素は、まず収納が大きめにたっぷりとってあること。クローゼットは大と中の2サイズ用意されています。次に、ドアを開けても奥が見えないつくり。ドアを開けると向こう側の窓まで一直線のワンルームが多い中、部屋に仕切り扉を設け、目線をさえぎる細やかな心配りは秀逸です。
洗面台はシャンプードレッサーですし、キッチンは広く、さらにカウンターつき。こんなお洒落な空間も類を見ません。 「ワンルームというと流しで洗顔を余儀なくされたり、大家の勝手な思い込みで住環境が貧しくなっているケースが非常に多いのです。でも、住み手は本来、快適な住空間を求めています」
音の環境については、他社より遮音性に優れていると自負する百年住宅の基準値をさらに上げるべく、通常のスラブの上に50mm厚のウレタンフォームを敷くなど、徹底してこだわりました。
「自分の家族ならともかく、他人が立てる音は非常に気に障るのです。それを極力避けたいと力を入れました」
このほかテレビのアンテナはデジタル対応、衛星放送なども加入し、パソコン通信のためには光ケーブルを準備。外廊下の清掃等にも気を配り、小さなゴミひとつ落ちていない清潔さなのです。

↑S邸は標準的なワンルームに、8畳の和室が連なる特別仕様。お風呂はお気に入りのジェットバス。自室から屋上に出ることができ、屋上からは360度のパノラマが望めます。
Sさんご提案の60cm壁面収納を百年住宅でも標準採用

Sさんの選択は、初期投資という意味でお金がかかりましたし、まったくのオリジナルゆえ時間も相当かかりました。「でも、長い目で見たら絶対に有利なはず」と自信満々。長く使う賃貸だから、飽きのこないデザインも追求しました。
高気密・高断熱なWPC工法の建物ゆえ、光熱費のランニングコストも安く、「僕の部屋で使う分と、外のライトや水道用動力ポンプの分を合わせても、電気代は月に1万円以下」とのこと。
百年住宅さんも住宅の性能だけでなく、もっと賃貸経営面をサポートして、提案をどんどん前面に出した方がいいですよ」と、逆にハッパをかけられます。
それにしても、Sさんほど緻密な経営者は、そう多くありません。壁面収納にしても、厚く出っ張り過ぎず、薄くて収容能力が落ちることがない、奥行き60cmを主張。早速百年住宅でも、同型商品をレギュラー化しました。
一人の先駆的経営者がいれば、その先進性をみんなで分かち合える。Sさんの果敢な挑戦に改めて敬意を表し、感謝したいと思います。







