最後の決め手はやはり地震に強いこと。今後は屋上庭園も楽しみたいですね。
平成16年9月取材
2時間にわたる点検で「異常なし」を確認
三島市のO様ご夫妻のお宅におじゃましたのは、ちょうど建物の1年点検の日でした。百年住宅では、建物の定期点検を3か月目、1年目、2年目、10年目に行っています。1年目の点検は、外壁、内装、床、ドアなど建物にまつわるすべての項目にわたり、技術スタッフが1項目ずつリストに従ってチェックしていきます。
2時間ほどの検査を終え、「すべて終了。何も異常はありませんでした」との報告を得て、ほっとひと息。お茶を淹れながら、2年前にこの家の建築に取りかかった経緯をお話しくださいました。

「うちには88歳の主人の母と、78歳の私の母が同居しています。以前は36年たった古い日本家屋で、主人の母は別居でお年寄り向けのマンションに入っていたのですが、新築を機に同居を始めたのです」(奥様)
「この家を建てるに当たっては、住宅展示場でいろいろな家を見比べました。百年住宅が地震に強く、火災にも強いことは以前から知っていました。実はもうひとつ、H社も検討していて、ずいぶん熱心な営業を受けたのですが……」(ご主人様)
最終的に地震への強さが決め手となって「百年住宅に決めた」とご主人。ところが奥様はそのとき、「まあ、困った」と思ったのだそうです。
営業マンのひたむきさに心を動かされて

↑テレビを観ながら寝そべることができる、リビングのコーナーの畳スペースがご主人のお気に入り。 その隣がダイニングで、「お茶が入りましたよ」という奥様のひと声で、軽く腰をあげて移動することになります。
「百年住宅の家って積み木を重ねたようなつくりでしょう。私は、もっとデザインに凝った家を考えていたのです。でも主人は頑固で、いいだしたら聞きません。反対するのなら、自分で行ってこいというので、私は意を決してひとり、展示場に出向いたのです」(奥様)
そこで応対したのが入社2か月目だった高野営業マン。新人ながら、もてる知識を総動員して「百年住宅の良さ」を訴える姿に、奥様の気持ちが傾きました。
「とにかく熱意があるのです。息子と同じ年代の若い人が、こんなにも一所懸命に……と、こちらも熱くなりました」 めでたく奥様のゴーサインも出て、設計段階へ。ご夫婦ともに働いておられるので、打ち合わせは平日の夜、ときには深夜に及びました。
「それでも本当に気持ちよく対応してくれて。めったに人をほめない主人も、『百年住宅の社員教育は徹底しているね』と、陰でいっていたほど」(奥様)
家を建てた会社とのつきあいは、その後もずっと長く続きます。「家づくりは、人との巡り合わせ」という奥様の言葉は、なるほど深いところをついています。
同時に「昔は父親の強さをたとえて『地震、雷、火事、親父』といったけど、今は地震、台風、火事に備えて親父が家を決めるんだ」と笑いながらご主人。ディテールにこだわる女性心理に対し、男性はあくまで骨太を志向する、というところでしょうか。

↑建具は、使っていくうちに緩むもの。点検時にすべてきちんと締め直します。優れた建物の耐久性とともに、こうした綿密なメンテナンス体制に支えられ、百年住宅の家はすべて安心の35年保証がつけられています。
お年寄りに優しい快適設計を考えて

輪島塗の花台、ご主人の恩師の書画など、落ち着いた小物がシックなインテリアを引き立てます。
O邸の外観は、ご主人が気に入ったという三島展示場のモデルハウスと同じに。中の設計は、リビングのコーナーを畳敷きにして掘りごたつをつくるなど、独自の工夫を凝らしました。キッチンの横を区切ってダイニングのスペースが独立しており、LDKが一体化しつつも、食事シーンとくつろぎシーンがさりげなく分けられていて、とてもお洒落です。
カーテンなどファブリック類は、奥様の力の入れどころ。百年住宅のインテリアアドバイザーの意見を入れながら、シックにまとめていきました。
お母様方の部屋は、玄関を隔ててLDKと反対側の、庭が楽しめる一角。
「とにかく冬暖かくて、夏涼しいのが、年寄りには良いようです。各部屋のエアコンも、使わないほうが多いのです。風呂も介護しやすくしましたし、ヘルパーの方に家に入っていただく際も、ずいぶんラクになりました」(奥様)
「すぐは無理だけれど、そのうち余裕ができてきたら、屋上庭園も始めてみたいですね」(ご主人様)
すでに、快適さでご近所の話題を集めているというO邸。屋上庭園までできたら、さらに注目を集めることは、間違いなさそうです。






