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5月23日(金)
南海トラフ地震でとくに危険とされる県は、静岡・愛知・三重・和歌山・高知などの太平洋沿岸部です。
震度7クラスの揺れと津波により、これらの地域では甚大な被害が予想されています。
本記事では、南海トラフ地震の概要からエリア別の危険度、地震発生に備えて今からできる対策もご紹介します。
安全で安心な住まい選びや防災対策の参考として、ぜひ最後までご覧ください。
南海トラフ地震は、日本列島に壊滅的な被害をもたらす可能性がある巨大地震です。
発生メカニズムと予測について詳しく見ていきましょう。
南海トラフとは、駿河湾〜日向灘沖にかけての海底にある深い溝状の地形のことです。
この海域では、海洋プレートが大陸プレートの下に沈み込んでいます。
沈み込みによって大陸プレートが引きずられ、限界に達すると一気に跳ね上がり、巨大地震が発生します。
地震が発生すると、震源域が広範囲にわたるため、東海地方〜九州地方にかけての太平洋沿岸部で強い揺れと津波が発生します。
とくに、プレート境界に近い地域では震度7に達する激しい揺れが予想されます。
気象庁の予測では、今後30年間で南海トラフ巨大地震が起こる可能性は約80%とされています。
これは、日本で起こる可能性がある地震のなかでも高い確率です。
過去の記録を見ると、南海トラフでは1400年間で12回の大地震が確認されており、約100年〜200年の間隔で大地震が繰り返し発生しています。
最近では、1944年に昭和東南海地震、1946年に昭和南海地震が発生しており、前回の地震から70年以上が経過しているため、次の巨大地震の発生が警戒されています。
南海トラフ地震では、最大マグニチュード9クラスの地震による広域な揺れと、太平洋沿岸部を襲う津波によって、東海地方〜九州地方にかけて広い範囲での被害が想定されています。
南海トラフ地震の発生時に、エリア別に想定される震度は以下のとおりです。
南海トラフ地震が発生した場合、日本全体に甚大な被害をもたらすと予想されています。
171.6兆円の被害規模は、東日本大震災における被害の約10倍の規模です。
▶参考:南海トラフ巨大地震最大クラス地震における被害想定について|内閣府報告書
▶参考:防災・減災、国土強靱化~中長期的な視点からの問題提起~|国土交通省
耐震等級で最も高い「耐震等級3」の家で倒壊を免れたとしても、住宅の構造に歪みや傾きがあると修繕が必要になります。
ハウスメーカーに相談する際は、過去の地震での被害状況を確認しましょう。
東⽇本⼤震災の津波や熊本地震で窓ガラス1枚も割れず無傷だった百年住宅の実績について、こちらでご確認いただけます。
南海トラフ地震が発生すると、静岡県〜宮崎県にかけての一部では震度7となる可能性があります。
また、隣接する周辺の広い地域では震度6弱〜震度6強の強い揺れになると想定されています。
とくに危険性が高いとされる地域は以下のとおりです。
・静岡県・愛知県・三重県・和歌山県・徳島県・愛媛県・高知県・大分県・宮崎県 など
これらの太平洋沿岸部地域では、強い揺れに加えて津波による被害も予想されるため、二重の危険にさらされます。
とくに注意すべき危険箇所は、津波浸水域や土砂災害警戒区域、液状化の危険性が高い地域です。
国土交通省や各自治体が公表しているハザードマップを活用して、お住まいの地域の危険性を事前に把握しておきましょう。
百年住宅では、お住まいの場所のハザードマップの他に、地盤強度診断・土砂災害リスク・液状化リスクなどのレポートを無料でお送りいたします。
以下からお気軽にお問い合わせください。
▶家づくりの前に建築予定地の「地震の危険度」を調べませんか?
南海トラフ地震において、以下の地域は比較的被害が少なく、安全とされています。
しかし、日本列島には大小2000を超える活断層があり、南海トラフ地震以外にもさまざまな地震リスクが潜んでいます。
「自分の住む地域は大丈夫」と考えるのではなく、全国どこであっても防災への備えは必要です。
南海トラフ地震に備えるには、事前の準備と正しい知識が不可欠です。
今日からできる対策について見ていきましょう。
現行の耐震等級を満たしている建物であっても、大地震後は躯体にダメージを受けている可能性があるため、専門家による点検と必要に応じた補修工事が必要です。
百年住宅では、地震や台風によって、全壊・半壊した場合でも35年間保証いたします。
構造躯体も最長で100年保証いたしますので、災害に強い住宅をご検討の際はお気軽にご相談ください。
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地震の発生時は、まず身の安全を確保するため、机の下に潜る・頭を保護する・倒れやすいものから離れるなどの行動を瞬時に取ることが大切です。
揺れが収まったら、火の始末を行い、出口を確保します。
ドアや窓を開けて避難経路を確保し、家族の安否を確認したうえで、必要に応じて避難を開始します。
慌てて外に飛び出すのではなく、周囲の安全を確認してから行動しましょう。
津波避難が間に合わない地域では、津波警報の解除後に、浸水想定区域外へ1週間の事前避難をすることも必要です。
事前避難対象地域は、自治体によって定められておりますので確認しておきましょう。
▶施工事例:家族の暮らしにフィットする工夫が詰まった、コミュニケーションを育む家【沼津市】
南海トラフ地震は、日本列島の広範囲にわたって甚大な被害をもたらす可能性があります。
とくに太平洋沿岸地域では震度7の揺れや津波など、予測されている被害は深刻です。
住宅選びにおいては、耐震性に優れた住宅が家族の命と財産を守ることにつながります。
南海トラフ地震に備えた耐震性の高い住まいをお探しの方は、百年住宅までお気軽にご相談ください。