リビング階段で後悔するデメリットとは?寒い・音・ニオイの対策を解説

リビング階段は最近の戸建て住宅でよく見られる間取りですが、後悔したという意見を見かけることもあります。
リビングと2階がつながることで冷暖房効率が低下して冬場は寒い、音やニオイが広がるなど、後悔につながりやすいデメリットがあるのは事実です。
しかし、あらかじめ後悔しやすいポイントを把握しておけば、間取りや住宅性能などの工夫で対策することも可能です。
そこでこの記事では、リビング階段のデメリットと後悔例、対策をセットで分かりやすく解説します。
このコラムで分かること
- リビング階段でよくある後悔は、冷暖房効率の低下・来客時の動線・音・ニオイの4つです。
- 廊下や玄関ホールへの階段の設置、断熱性・気密性を高めるなど、後悔を防ぐための対策は複数あります。
- 断熱性・気密性・遮音性を高めやすい鉄筋コンクリート造を選ぶのも1つの考え方です。
Contents
リビング階段のデメリットと後悔例

リビングに階段を配置すると、冷暖房効率やプライバシーの低下などのデメリットで後悔するリスクがあります。
デメリットと具体的な後悔例を詳しくチェックした後、次の章で対策をご紹介します。
冷暖房効率が低下する
階段でリビングと2階がつながると空間が広くなり、冷暖房効率が低下しやすいのは大きなデメリットです。
特に、暖房で温められた空気は高い位置に溜まりやすいため、冬場にリビングが寒くなり後悔する可能性が高くなります。
リビングは過ごす時間が長い場所のため、快適性の低下や光熱費の増加による影響も大きいです。
来客時にリビングを通りにくい
上下階をつなぐ階段がリビングにあると、来客時に移動しにくいのも後悔につながりやすいデメリットです。
リビングで来客動線と生活動線が交わると、視線が気になりリビングを通りにくいと感じる可能性があります。
来客が多いご家庭では、特に後悔につながりやすいポイントです。
上下階に音が伝わって気になる
リビング階段を通じて、上下階の音が伝わりやすくなるのもデメリットの1つです。
例えば、子供部屋でお子さまが就寝しているときに、リビングでテレビの音や話し声がすると眠りを妨げてしまう可能性があります。
料理のニオイが広がりやすい
一体型のLDKでリビング階段を採用する場合、キッチンの料理のニオイが2階まで広がりやすくなるのもデメリットです。
特に、ニオイが強い料理をしたときは、住まい全体に広がって気になりやすいです。
リビング階段の後悔を防ぐ対策

前述したリビング階段のデメリットに対策し、後悔を防ぐための間取りの考え方を覚えておきましょう。
リビング階段はあくまで選択肢の1つと考える
後悔を防ぐためには、まずリビング以外に階段を設置する選択肢も比較検討することが大切です。
間取り全体のバランスやライフスタイルによっては、廊下や玄関ホールに階段を配置した方が良いケースもあります。
リビング階段の良いところだけを見るのではなく、前述したデメリットを踏まえてご自身に合うか考える必要があるのです。
おしゃれな施工事例の見た目だけでリビング階段を選ぶのではなく、あくまで選択肢の1つとして考えてみましょう。
住まい全体の断熱性と気密性を高める
リビング階段による冷暖房効率の低下に対策するために、ハウスメーカー選びの段階で断熱性と気密性にもこだわりましょう。
住まい全体の断熱性と気密性を高めることで、部屋ごとの温度差が少なくなり、リビング階段の間取りでも暑さや寒さで後悔するリスクを軽減できます。
また、冷暖房効率を向上させることで、光熱費を抑える効果も期待できます。
ハウスメーカーによって標準仕様の断熱性能や気密性能は異なるため、比較検討してみましょう。
また、住まいの断熱性と気密性を高める方法については、後述する構造の選択も検討してみてください。
来客動線から離れた場所に設置する
リビング階段のプライバシーの問題については、来客動線を踏まえて配置を考えることが基本的な対策です。
例えば、ゲストが通ったり座ったりする場所から見えない位置に階段を配置すれば、来客中でも気兼ねなく移動できる間取りになります。
浴室や洗面所などの水回りと居室を結ぶ生活動線と、ゲストが通る来客動線が交わらず、視線が届きにくい位置に階段を配置してみてください。
扉を設けて物理的に遮断する
階段を通じて音やニオイが上下階で広がるデメリットについては、扉の設置で対策するのが効果的です。
料理をしたりご家族が眠っていたりするときは、扉を閉めれば音やニオイの広がりを抑えられます。
リビング階段の入り口に下地を入れておいて、実際に暮らし始めてから音やニオイが気になったら扉を付けるのも1つの考え方です。
実際にリビング階段に扉を設けて対策した施工事例をご紹介します。

▶家族の暮らしにフィットする工夫が詰まった、コミュニケーションを育む家
お子さまが遊べる広いリビングに階段を配置し、帰宅時に自然とコミュニケーションが生まれるように工夫されたお住まいです。

▶家族の暮らしにフィットする工夫が詰まった、コミュニケーションを育む家
階段の入り口に扉を設けて、冷暖房効率の低下や音・ニオイの広がりを防いでいます。
リビング階段のメリットを活かす鉄筋コンクリート造の家

先ほど挙げた対策にくわえて、建物の構造自体でリビング階段のデメリットに対策する方法もあります。
例えば、鉄筋コンクリート造には次のような特徴があり、リビング階段と相性が良いです。
- ・断熱性・気密性を高めやすく、リビング階段の冷暖房効率の低下に対策しやすい
- ・コンクリートの厚みと重さで音が伝わりにくく、扉を閉めればリビングの音が居室まで届きにくい
- ・気密性の高さで計画換気が働きやすく、料理のニオイが滞留しにくい
鉄筋コンクリート造は継ぎ目が少ないため、住まい全体の気密性を確保しやすく、施工方法によって断熱性能も高めやすいのが特徴です。
例えば、百年住宅が採用しているWPC工法(壁式プレキャストコンクリート造)は、発泡ウレタンフォームをすき間なく吹き付け、1年を通して快適な温度を保ちやすい構造です。
階段でリビングと2階がつながっても、冷暖房効率の低下を抑えて快適な環境を保ちやすくなります。
気密性によって空気を計画的に換気しやすく、ニオイの滞留にも対策できます。
また、重量がある鉄筋コンクリート造の壁と床は、遮音性を高めることで音の対策も取りやすいです。

▶家族が自然とリビングに集まり、絆がいっそう深まる「リビング階段」のある家
こちらのお住まいでは、ご家族の時間を優先し、コミュニケーションが生まれやすいリビング階段を採用されました。
鉄筋コンクリート造を採用したことで、部屋の扉を閉めると外に音が漏れず、気兼ねなくギターを弾いているとのことです。
扉を閉めることで遮音性を高めることができ、リビングの音が各部屋に届きにくく、快適な環境にもつながっています。
百年住宅のWPC工法(壁式プレキャストコンクリート造)は、二重壁四層構造を採用して遮音性能を高めています。
PCパネルが音をはね返し、ウレタンが吸収する構造で、リビング階段の音漏れ対策に効果的です。

リビング階段に関してよくある質問

最後に、リビング階段を検討するときによくある質問にお答えします。
Q.カーテンやロールスクリーンでも寒さは防げますか?
A.ある程度対策できますが、扉より効果は低くなります
カーテンやロールスクリーンの布1枚でも、階段の出入り口をふさげば寒さ対策にはなります。
ただし、すき間が大きいため冷気が侵入しやすく、扉と比べると効果は限定的です。
Q.リビング階段が人気なのはなぜですか?
A.ご家族のコミュニケーションが増える、利便性が良いなど複数の理由があります
近年、リビング階段の間取りを見かけることが多くなったのは、次のようなメリットがあるためです。
- ・リビングを通らないと自室に行けないためコミュニケーションが増える
- ・階段から視線が抜けるため開放的なリビングをつくりやすい
- ・廊下に出ず2階に行けるため動線効率が良くなる
共働きの方が増えている現代では、ご家族のコミュニケーションを促進する目的でリビング階段を採用することも増えています。
また、階段を通じて2階とつながることで、リビングが開放的に見えるのもメリットです。
生活の中心となるリビングに階段を設けることで、住まい全体の動線効率が良くなるケースもあります。
まとめ|リビング階段のある家づくりは百年住宅へ
リビング階段にはメリット・デメリット両面があり、良い部分だけを見て採用すると後悔する可能性もあります。
間取りや住宅性能などの工夫でデメリットに対策し、おしゃれで暮らしやすいリビング階段の住まいを目指しましょう。
私たち百年住宅は、リビング階段と相性が良いWPC工法(壁式プレキャストコンクリート造)の住まいをご提案しています。
ぜひお気軽にご相談ください。

