耐震等級3のハウスメーカー選び| 構造・地盤・保証など6つのチェックポイントを解説

地震に強い家を目指すなら、最高等級である耐震等級3で建てたいと考える方は多いですが、どのハウスメーカーを選ぶべきか迷う方が少なくありません。
耐震等級3という数字だけを見てもイメージをするのは難しく、「結局どの構造が一番安心なのか?」「数字が同じならどこで建てても同じなのか?」と判断が難しい側面もあります。
そこで本記事では、耐震等級3の基礎知識や、構造・地盤・保証など、本当に地震に強いハウスメーカーを見極めるための「6つのチェックポイント」を詳しく解説します。
単なる性能数値だけでは見えてこない、家族と財産を守る住まいを建てるためのハウスメーカー選びにお役立てください。

Contents
耐震等級3とは|ハウスメーカー選びの前に知っておきたい基礎知識

具体的なハウスメーカー選びのポイントを掘り下げる前に、まずは耐震等級3についての基礎知識をおさらいしておきましょう。
耐震等級とは地震に対する建物の強度のこと
耐震等級とは、住宅性能表示制度に基づく建物の地震に対する強さを示す指標のことです。
1〜3の3段階で設定されており、数字が大きいほど耐震性能が高くなります。
- 耐震等級1: 震度6強〜7程度の地震でも即座に崩壊・倒壊しない(建築基準法の最低基準)
- 耐震等級2: 等級1の1.25倍の強さ(避難所となる学校や病院の基準)
- 耐震等級3: 等級1の1.5倍の強さ(消防署や警察署など、災害復興の拠点となる建物の基準)
耐震等級1は建築基準法で定められている最低限の耐震性能基準で、このランクでも住まいを建てることは可能です。
しかし、地震大国である日本では、マイホームの損壊や倒壊を防いで長く安全に暮らすために、最高ランクである耐震等級3を採用するケースが増えています。
こちらのコラムで耐震等級1について詳しく解説していますので、あわせてごらんください。
▶関連コラム:『耐震等級1で後悔』はどうして?危ない・不安を避ける「7つの対策」も解説
耐震等級3と「相当」の違い

ハウスメーカーのホームページやパンフレットでは、耐震等級3相当という表記を見かけることも多いです。
耐震等級3と耐震等級3相当には、次のような違いがあります。
- 耐震等級3(認定あり): 専門機関の審査を経て正式に認定を受けたもの
- 耐震等級3相当(認定なし): ハウスメーカー独自の設計や検査で耐震等級3と同等の耐震性能を持たせたもの
主な違いは専門機関の審査と認定を受けているかどうかで、耐震等級3の認定を受けるためには、書類作成や審査手続きの期間と費用がかかります。
耐震等級3の認定は必須ではなく任意となるため、同等の耐震性能を持たせた耐震等級3相当を選ぶことも可能ということです。
設計上の耐震性能は同等ですが、地震保険の割引や長期優良住宅の補助金などを利用するためには、耐震等級3の認定が必要になります。
このように耐震等級3と耐震等級3相当にはそれぞれメリット・デメリットがあるため、予算や住まいを建てる目的に合わせて選ぶことが大切です。
地震に強い家を建てるには耐震等級3だけでは不十分

耐震等級3は現行の制度における最高ランクですが、ただ数値上の性能基準を満たしただけでは本当に地震に強い家を建てることはできません。
耐震等級3はあくまで数値上の基準であり、一定レベル以上の耐震性能があることを示すものです。
同じ耐震等級3の家でも、建物や基礎の構造、間取りの自由度などはハウスメーカーによって異なり、地震への強さも変わります。
耐震等級3という数値にこだわるのではなく、ハウスメーカーごとの耐震性を高める工夫や取り組みをチェックすることが大切なのです。
次の章から、ハウスメーカーを比較検討する際にチェックすべきポイントを見ていきましょう。
耐震等級3以外のハウスメーカー選びのポイント

地震に強い家を建てる場合、ハウスメーカー選びにおける耐震等級3以外のポイントをチェックしましょう。
①構造の種類:木造・鉄骨造・RC造の違い
地震に強い家を建てるなら、耐震等級3の数値だけでなくハウスメーカーが採用している構造にも注目しましょう。
一般的な注文住宅で採用されることがあるのは、主に木造・鉄骨造・RC造(鉄筋コンクリート造)の3種類です。
採用しているハウスメーカーが多い木造でも、耐震等級3を満たすことはでき、初期費用を抑えやすいのが特徴です。
ただし、木造は建物全体をしならせて揺れを逃がす構造が多く、繰り返しの余震によって接合部がダメージを受けるリスクが考えられます。
鉄骨造やRC造は、木造より建築コストは高めですが、その分高い耐震性や耐久性が期待できる構造です。

特にRC造は建物全体の剛性が高く変形しにくいため、内装や外壁のひび割れ、揺れによる家具の倒壊なども防ぎやすいのが特徴です。
例えば百年住宅が採用しているWPC工法は、工場で製造された高強度のコンクリートパネルを箱型に組み立て、強固な住宅を建てることができます。
②基礎の寸法や強度:家を支える土台の重要性
耐震等級や建物自体の構造だけでなく、家を支える基礎の寸法や強度もハウスメーカー選びのポイントです。
耐震等級3を満たした構造的に強い家を建てても、基礎が弱いと地震で倒壊するリスクが高くなります。
寒冷地などを除く一般地域の注文住宅では、面で家を支える「ベタ基礎」と呼ばれる構造が主流です。
しかし、基礎の立ち上がり部分の幅や内部の鉄筋構造は、ハウスメーカーによって異なるため、必ずチェックすべきポイントです。

例えば百年住宅では、一般的な基礎より強固な200mm幅の寸法を採用しています。
また、基礎内部にはダブル配筋を施し、地震による外力が加わったときの耐久性を高めています。
③間取りの自由度:耐力壁による制限はないか
理想のマイホームを建てるためには、耐震性能と理想の暮らしを実現するための間取りの自由度を両立できるハウスメーカーを選ぶことが重要です。
一般的には、耐震性を高めるほど設計の自由度が低くなり、耐力壁の数やバランスなどを満たすために間取りの制限を受けるケースが多くなります。
ハウスメーカーによっては、耐震等級3をクリアするために、窓の大きさや配置、大空間のLDKなどをあきらめなければならない可能性もあるのです。
ただ耐震性を高めるだけでなく、要望通りの間取りを実現できる自由度や工夫があるか、という視点でもハウスメーカーを比較検討してみてください。

私たち百年住宅は、剛性の高いWPC工法によって、自由度の高い住宅プランをご用意しています。
天井高や間取りを自由にカスタマイズできるプランから、性能やデザインと価格のバランスを取ったプランまで幅広いラインナップがございます。
④土地探しからのサポート:災害リスクの少ないエリアの提案
地震に強い家を建てるためには、土地探しからのサポートができるハウスメーカーを選ぶことも大切です。
耐震等級3をクリアした構造的に強い家を建てても、土地自体が災害に弱いと大きな地震や津波による被害を受けるリスクが高いです。
建物だけでなく、災害リスクの少ないエリアや地盤が強い土地の提案もできるハウスメーカーを選ぶことが、長く安心して住み続けられるマイホームを建てることにつながります。
百年住宅は、お客様のライフスタイルやご予算などをお伺いし、土地探しからのご相談も受け付けています。
災害リスクのチェックはもちろん、理想の暮らしを叶えるためのエリア・土地選びについてもお気軽にご相談ください。
⑤地盤調査と補強工事の質:土地に合わせた提案力
地震に強い家を建てるためには、ハウスメーカーが実施する地盤調査や補強工事についてもチェックする必要があります。
建物を支えるためには、地盤の状態を正確に把握し、必要に応じて適切な補強工事を行うことが大切です。
2000年の建築基準法改正によって地盤調査は事実上義務化されていますが、どのような方法を採用しているかはハウスメーカーによって異なります。
例えば、戸建て住宅で採用例が多いスクリューウェイト貫入試験(SWS試験)は、コストを抑えられるのがメリットですが、詳細な土質の判定まではできません。

そこで百年住宅は、地質や地下水位まで確認できるボーリング調査も実施し、地盤の状況をより正確に把握したうえで補強の必要性を判断します。
また、地盤が軟弱だと判定された場合、ベース幅の拡幅・表層改良・柱状改良・鋼管杭など、状況に応じて補強工事を実施いたします。
⑥地震保証制度:万が一の際の保証があるか
ハウスメーカーの耐震性能だけでなく、万が一地震による被害を受けてしまった際の保証制度も要チェックポイントです。
構造的に強い家を建てても、地震による損壊を100%防げるとは言い切れません。
地震による倒壊を防げたとしても、大きな損壊があると多額の補修費用がかかり、そのまま住み続けられなくなってしまう可能性もあります。
地震保証制度が充実しているハウスメーカーを選ぶことで、万が一の際も補修費用を抑えて長く住み続けられる可能性が高くなるのです。
地震保証の期間や範囲などは、ハウスメーカーによって異なるため、詳しい内容までチェックしましょう。
百年住宅では、「100年住み続けられる住まい」をコンセプトに、35年間の地震保証をご用意しています。
まとめ|地震に強い家づくりは百年住宅へ
地震に強い家を建てるためには、ただ耐震等級3を満たすだけでなく、ハウスメーカーが採用している構造や取り組みまで比較検討する必要があります。
今回ご紹介したポイントをチェックして、本当に地震に強い家を建てられるハウスメーカーを選びましょう。
私たち百年住宅がご提供するWPC工法は、現行の耐震等級3という枠組みにとらわれない地震への強さを誇ります。
国の基準をクリアするだけでなく、繰り返しの激震にも無傷で耐える真の「災害に強い家」をご提供しています。
建物の耐震性とライフスタイルに合わせた自由な間取りづくりのバランスを考え、土地探しもトータルサポートいたします。
地震に強い家づくりをご検討の際は、ぜひお気軽にご相談ください。

