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715日(火)

【鉄筋コンクリートの家】8つのメリット、5つのデメリット│後悔する瞬間と対策も解説

鉄筋コンクリート(RC)造の家は、耐震性や耐久性、遮音性に優れた構造で、安心と快適さを兼ね備えた住まいとして人気です。
一方で、建築費用や間取り変更の可否など、事前に理解しておきたい注意点も存在します。

本記事では、鉄筋コンクリートの家を建てる前に知っておきたい8つのメリットと5つのデメリットを整理し、後悔しないための対策や依頼先選びのポイントまでわかりやすく解説します。

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鉄筋コンクリート(RC)造の家とは?

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鉄筋コンクリート(RC)造とは、鉄筋を組んで型枠を作り、その中にコンクリートを流し込んで固めた構造を指します。

高い耐震性、耐久性、遮音性を備えた住まいとして、都市部や災害リスクのある地域で人気が高まっています。

 

鉄筋とコンクリートで構成された住まい

鉄筋コンクリートの家は、「引っ張りに強い鉄筋」と「圧縮に強いコンクリート」を組み合わせた構造です。
この複合構造により、地震や台風といった外力に強く、耐火性も高い優れた性能を発揮します。

また、壁の厚みがあるため遮音性、断熱性にも優れており、騒音やヒートアイランド現象といった問題を抱える都市部での快適な居住性もサポートします。

 

SRC、S、木造との違い

建物には、鉄筋コンクリート以外にも、SRC、S、木造といった構造の種類がありますので、家づくりの際は把握しておきましょう。

それぞれの特徴は次のとおりです。

  • RC(鉄筋コンクリート造):耐震、耐火、遮音性が高い。コスト・施工期間は長め。
  • SRC(鉄骨鉄筋コンクリート造):RC造よりさらに強度が高い。費用が高く、主に高層ビル向け。
  • S(鉄骨造):鉄骨を柱や梁に使う構造。軽量で工期が短く、コストも比較的抑えやすい。
  • 木造:コストが安く自由度も高いが、耐火、耐久性は他構造の方が優れる。

 

鉄筋コンクリートの家を建てる8つのメリット

鉄筋コンクリート造の住宅は、性能・耐久性など複数の優れた特徴を持ちます。
具体的には、次の8つの特徴です。

  • 耐震性が高い
  • 耐久性が高い
  • 遮音性が高い
  • 耐火性が高い
  • 浸水被害に強い
  • 断熱性が高い
  • メンテナンスが容易
  • 資産価値を維持しやすい

 

(1)耐震性が高い

鉄筋とコンクリートを組み合わせた構造により揺れに強く、震度7クラスの地震にも耐えられる高い耐震性を発揮します。

損傷を受ける可能性も抑えられますので、複数回発生する地震に対しても安心です。

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(2)耐久性が高い

鉄筋コンクリートは、木材のように腐食やシロアリ被害を受けることがなく劣化しにくい素材です。

適切なメンテナンスを行えば、100年近くにわたって高い性能を維持できます。

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(3)遮音性が高い

分厚いコンクリートの壁は、外部の騒音をしっかり遮断します。

幹線道路沿いや市街地など騒がしい環境でも、室内では静かな暮らしが実現できます。

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(4)耐火性が高い

コンクリートは不燃材料であり、火災が起きても延焼リスクが低く火の回りが遅い点が特徴です。

防火地域や準防火地域など、耐火性能が求められる地域でも選ばれる構造です。

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(5)浸水被害に強い

基礎と構造体がコンクリートで一体となっていることから、浸水時にも被害が少なくカビや腐敗、流出のリスクも抑えられます

津波や洪水など、水害が想定されている地域でも安心です。

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(6)断熱性が高い

コンクリートの蓄熱性と断熱材の併用により、外気の影響を受けにくく、室内の温度を一定に保ちやすくなります。

冷暖房効率も向上し、省エネ性を高めることにもつながります。

 

(7)メンテナンスが容易

コンクリートは劣化が遅く、塗装の頻度や修繕の手間が少ない点が特徴です。

再塗装や外装の葺き替えなど、木造住宅などでは頻繁にかかる手間を省けます。

 

(8)資産価値を維持しやすい

法定耐用年数が長く、構造の堅牢さから築年数が経っても評価が下がりにくい点が鉄筋コンクリートの家の強みです。

また、被災時に損傷を受けづらく、経済的な負担を抱えづらい点もメリットです。

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鉄筋コンクリートの家を建てる5つのデメリット

利点が複数ある鉄筋コンクリートの家ですが、次のとおり注意しておきたい点もありますのでご紹介します。

  • 建築費用が高め
  • 施工期間が長め
  • 熱を蓄える特性がある(夏場の暑さ)
  • 熱を蓄える特性がある(冬場の寒さ)
  • 間取り変更を伴うリフォームをしづらい

なお、それぞれのデメリットには対策もあります。
ご紹介しますので、気になる方はハウスメーカー選びや設計の段階で参考にしてください。

 

鉄筋コンクリートの家の後悔を防ぐ対策

鉄筋コンクリートの家のデメリット、また後悔を防ぐためには、次の3つの対策を検討しましょう。

  • プレキャスト工法など費用を抑える工夫を加える
  • 高性能な断熱材と気密工法を導入する
  • リフォームを見据えて構造体を計画する

 

プレキャスト工法など費用を抑える工夫を加える

鉄筋コンクリートの家は、木造に比べて建築費用や工期がかかる傾向があります。
経済的な負担を軽減する方法の一つが「プレキャストコンクリート」の活用です。

プレキャストとは、あらかじめ工場で成型されたコンクリート部材を現場で組み立てる工法で、現場作業の簡略化と品質の安定化を図れます。

型枠工事や養生の時間を節約できるため、工期の短縮や人件費の圧縮にもつながり、トータルコストを抑えながら鉄筋コンクリートの高性能を活かした家づくりが可能になります。

 

高性能な断熱材と気密工法を導入する

鉄筋コンクリートは蓄熱性に優れている反面、夏は熱がこもりやすく、冬は一度冷えると室温が上がりにくいという弱点があります。

こうした温熱環境の課題をクリアするには、断熱性と気密性を高めることが重要です。
たとえば空気層も含めた複層構造で外気と内気を遮断することで、暑さ寒さが伝わらず、また結露も防げる快適な暮らしを実現可能です。

▶二重壁四層構造で結露の快適な住まいに

 

リフォームを見据えて構造体を計画する

鉄筋コンクリートの家は構造がしっかりしている分、壁や柱が建物の強度に深く関係しており、間取り変更を伴う大規模リフォームが難しいことがあります。

将来的なライフスタイルの変化に対応するためには、設計段階から「スケルトン・インフィル(SI)住宅」の考え方を取り入れることがおすすめです。

構造体(スケルトン)と内装・設備(インフィル)を分離して設計する手法で、後々の間取り変更や設備更新のしやすさにつながります。
長く快適に暮らせる家にするためにも、構造体の柔軟性は意識しておきたいポイントです。

 

鉄筋コンクリートの家を建てる、依頼先の選び方

鉄筋コンクリートの家は、木造とは異なる専門的な技術が求められるため、依頼先の選定が重要になります。

構造設計や現場管理に慣れた実績ある業者を選ぶことで、コストや品質、安心感のすべてを確保することが可能です。

  • 鉄筋コンクリート造の住宅の施工実績が豊富か
  • 構造設計、耐震設計の専門知識があるか
  • 一貫体制(設計~施工)で対応しているか
  • 断熱、気密、遮音性など性能面に強いか
  • 将来のメンテナンス、リフォームにも対応できるか
  • 予算や希望に合わせた柔軟な提案ができるか

こうした特徴の有無を確認しましょう。

各社のホームページには、実績の有無やデメリットへの対策、また得意とする工法やメリットなど情報が掲載されています。
気になる会社があった場合は、紹介したポイントを意識して確認してみましょう。

▶百年住宅が建てる、鉄筋コンクリートの家の「施工事例」

▶百年住宅が建てる、鉄筋コンクリートの家の「性能」について

 

まとめ│鉄筋コンクリートの家は「百年住宅」まで

▶『海を眺めながら暮らしたい。』を叶える、屋上に津波シェルターの付いた“津波に強い家”【静岡市】

鉄筋コンクリートの家は、耐震性・耐久性・遮音性など、安心して長く暮らせる性能を備えた住まいです。
一方で、費用や断熱、リフォームなどにおいては事前の理解と対策が欠かせません。

今回紹介したメリット・デメリット、後悔を防ぐための対策や依頼先選びのポイントをふまえて、ぜひ後悔のない家づくりを進めてください。

 

鉄筋コンクリートの家に特化し、高性能かつ快適な住まいを提供している「百年住宅」では、専門スタッフが設計から施工まで丁寧に対応しています。

安心できる家づくりを目指すなら、まずは百年住宅までお気軽にご相談ください。

▶大地震でも無傷の家を「百年住宅」で実現

 

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